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スピードドームカメラ

ファストドームカメラ

主に追跡監視を目的とした高速旋回型カメラ

旋回能力を活かした様々な撮影機能を搭載していることからコンビネーションカメラとも呼ばれます

【PTZドームカメラとの違い】

通常のPTZカメラはレンズ部がPAN(パン:横旋回)・TILT(チルト:縦旋回)・ZOOM(遠近)方向へ操作でき広いエリアを監視可能です。このPTZカメラに高速旋回機能を搭載したものをスピードドームカメラと呼びます

高精度ステッピングモーターを使ったカメラの水平旋回速度は1秒間で360°に達し、また旋回中からシームレスに急停止操作なども可能です。制御ラインは専用コントローラーからカメラまでRS-485インターフェースで接続し操作に使用されるコマンドは各プロトコルに依存します。 プロトコルはメーカー独自で開発されたものからPELCO-D/Pのような一般的に使用されている汎用型もあり事前に仕様確認が必要です

なおドーム形状のデザインが多い理由として本体よりもレンズ部のみ可動させるほうが効率がよく外観目視でどの方向を見ているのか分かりにくいよう考慮されているからです


【スピードドームカメラの主な機能】

●ホームポジション→一定時間操作がない場合、指定の撮影アングルへ戻ります

●プリセットポジション→撮影ポイントを記憶させボタンワンタッチで再現

●オートツアー→プリセットポジション順に旋回

●オートスキャン→手動旋回の軌道を記憶させ同様の動きを再現

●オートパン→延々と横旋回動作

●プライバシーゾーン→撮影NGエリア座標を記憶させ自動マスキング

●アラーム連動→外部センサー接続/感知した際、指定ポイントへ旋回

●モーション連動→移動体と大きさの条件を照合して自動追尾


【導入の注意点】

他の防犯カメラと同様、レンズの真横/真下/真後ろは撮影死角になることが注意点で撮影環境に合せて固定カメラ(定点型)を配置する必要があります。 また操作オペレーターがいない場合、スピードドームカメラは満足に性能を発揮することが出来ません


【関連項目①】RS-485とは

【関連項目②】PTZカメラとは

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(スピードドームカメラの豆知識)

PTZドームカメラ(詳細)

種類によって3種類のケーブルを使うよ

異形なPTZカメラ(詳細)

もはやドーム型のカケラもない

(^_^;)

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